きゃらめるぽっぷこーん 

映画鑑賞メモ保管場所 mottoは簡潔に

ハピネス

引越し後の第一弾

本家はぴるぴで細々と映画レビューを楽しんでましたが

細々でもなくなってきたので別ブログを立ち上げました

こちらでも宜しくお願いいたします


ハピネス(原題:행복)  2007年  

監督:ホ・ジノ

出演:ファン・ジョンミン、イム・スジョン 

へたすると、演歌ちっくな世界でもありそうななさそうな(笑)

ヨンスがソウルの暮らしを整理して

母にも嘘をついていった「希望の家」

最初ホスピスのような施設かと思ったんですよね

そういう切羽詰った状況でヨンスとウニがで出会ったと思ったんですけど、療養所だったんですね

ヨンスのソウルの暮らしと田舎暮らしがあまりにも違いすぎるので

二人が恋に堕ちて一緒に暮らし始めても

幸せであればあるほどかりそめの幸せのような気がして

前半はそれが逆に切なかったですね

二人が恋に堕ちるって書いたけど実はウニが誘ってるのよね

おとなしそうでウブなウニかと思うけど、実はそうじゃない

キスをするきっかけもウニだし

ヨンスと一晩過ごすのも誘ったのはウニ

一緒に暮らそうって言ったのもウニ

いつか別れてもいいから一緒に暮らそうって言ってる

ヨンスはそんなに僕が好き?って言ってるだけ

天涯孤独で長い間を療養所で暮らしていているウニが

自分のそばに寄り添ってくれる人が欲しくてヨンスに寄り添ってる

自給自足のような暮らしをして慎ましやかに暮らし

ヨンスの病気をケアして

一緒に暮らすことを幸せに感じて

私が死ぬ時は一緒にいてね、ってヨンスにお願いしてる

そんな彼女を見てると

幸せってそういうことなんだよなぁって思う

特別なことじゃなくて誰かと寄り添って労わりあって暮らすこと

幸せはどこにでもあるんだなって気づく

そこに気づかなかったのがヨンスなのよね

でも、ソウルに戻った後のヨンスの自暴自棄な暮らしは

ちょっと不自然だった

泣いてすがった病弱なウニを捨ててきた後悔の念から?

ソウル暮らしのなにがそんなに荒むのか

前半の療養所で暮らし始めた頃の病気と闘いながら暮らしている仲間とのエピソードは

すごく丁寧に描かれてて良かったのに

ソウルに戻ってからがすっかり早足で説明不足な気がします

好きなシーンたくさんありました

ヨンスの部屋で二人がはじめて結ばれるところ

買物に行くヨンスにもったいないからこれを使ってねって

ウニが買物袋を渡して

ヨンスが「俺はソウルにいるときに一晩で200万ウォン使ったんだ」って言うところ

別れ話に、 ユニが別れたくないって手を合わせてお願いするところ(切なかった)

別れを覚悟して(かな?)肺の病気を抱えたウニが走ったら死ぬかもしれないとわかってて走るところ

結果として、死ぬ時にそばにいて、、という約束を守ったところ

結局、ヨンスはこのあとどうやって暮らしたんでしょうね

最初に出てきたヨンスのお母さん、もう一回くらいでてくるとよかったのに、、あの年で膝枕が可愛かった

ヨンスは母性本能をくすぐるってキャラ設定かしら?(笑)

ソウルでナイトクラブを経営していたヨンス(ファン・ジョンミン)は友人ドンジュン(リュ・スンス)に経営を譲り恋人スヨンコン・ヒョジン)と別れ、母(キム・ジング)には数年留学すると嘘を告げる。理由は悪化した肝硬変を直すために田舎の療養所「希望の家」に行くためだった。ヨンスはそこで重度の肺疾患を抱えたウニ(イム・スジョン)と出会い恋に堕ちる。療養所を出て同居を始めた二人。ウニの献身のかいあってヨンスは健康を取り戻す。そんな静かな暮らしをしているヨンスのもとにソウルから友人ドンジュンと恋人だったスヨンが訪れる。