きゃらめるぽっぷこーん 

映画鑑賞メモ保管場所 mottoは簡潔に

脳男

面白かった

いきなりエグいもんなぁ

覚悟しろってことか

苦手な人は無理かも

試写で退席した人がいたって聞いたけど、そうかもね

でもグロテスクに描写してるわけじゃないんですよね

直前で止まってて、あとは想像させてる

それが逆に怖いんだけど

ドッカンドッカン爆発するし

人も死んじゃうし

バイオレンスに迷いがなくて気持ちいい

でも面白かった最大の理由は

生田斗真がはまり役だった

感情の現れない表情

綺麗な顔立ちと鍛えられた肉体が美しい

日本映画でこういうダークヒーローっていたかな

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途中、なかだるんだ

刑事・茶屋(江口洋介)にちょっと引っ張られた感あり

犯人探しの過程で鈴木一郎(生田斗真)の出生の秘密の謎に迫るんだけど

そこがねぇ

ちょい説明しすぎで、逆にリアリティがなくなってる

孫を脳男と呼ばれる殺人マシーンに育てるって

うなずける?(笑)

家族を殺された憎悪から派生した感情で理解できると思うんだよね

脳男は生まれながらに特殊な能力をもっているのだから

ダークヒーローとダークの闘い

爆破犯の緑川紀子二階堂ふみ)を納得できる存在として

もっと時間をさいて描いた方が面白いよね

常軌を逸した雰囲気は伝わってきたけど

レズビアンな描写って必要あるかなぁ

(相手の子の目の周りが黒いのは何故だろう、、って関係ないことに気がそがれた、笑)

二階堂ふみ染谷将太の若いヒミズコンビが頑張ってました

演技力があるだけに二階堂のぶっ飛び方が走り過ぎてた感じがあって

緑川が時間をさいて描かれてたらもっと面白かった気がする

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最愛の家族や友人を理由もなく殺された時

犯人(悪)を赦せるのか赦せないのか

茶屋(江口洋介)は赦せなかった

精神科医の鷲谷(松雪泰子)は赦すことで自分の生きる道を模索して生きてきたけど、、

人は悪を裁けない

神ではないから

でも脳男はそこを軽々と飛び越えて裁こうとする

善悪を超えて惹かれるものがあるよね

感情のない脳男が最後に見せた表情にゾクッとしちゃいましたね

あれ、これ続編あり?って思って終わったんだけど

いつか又

もう一度、斗真君の脳男が現れたら観るぞって思った

(もっと観たかったってことね)

エンディングロールの曲がピッタリでカッコよかった

キング・クリムゾン「21世紀のスキッツォイド・マン」

1969年10月、43年前にリリースされた曲だそうです →

脳男  2013年  ☆☆☆☆☆

監督:瀧本智行

出演:生田斗真松雪泰子江口洋介二階堂ふみ染谷将太

都内近郊で無差別連続爆破事件が頻発し、路線バスが爆破される。乗客が全員死亡したその犯行に使われたのは、舌を切り取られた女性の全身に爆薬を巻きつける“人間爆弾”。動機不明の異常な事件を担当する刑事の中に、粗暴だが人一倍正義感の強い茶屋(江口洋介)がいた。犯人のアジトを突き止めた彼が現場に踏み込み一人の男を確保する。その男(生田斗真)は、“鈴木一郎”と名乗った以外、一切身元不明。爆破の共犯者と見なされ、精神鑑定を受けるが、担当医師の鷲谷真梨子(松雪泰子)は彼の態度に違和感を覚える。平均的過ぎる受け答え、正確過ぎる生活行動。その様子を観察した真梨子は、一郎の過去を調べ始める。本名は入陶大威(=いりすたけきみ)。幼い頃に轢き逃げ事故で両親を亡くした彼は、大富豪の祖父・入陶倫行(=いりすのりゆき)に引き取られる。ところが、倫行は息子夫婦を失った怒りから、並外れた知能を持つ一郎を、人間らしい感情を持たず、正義のために犯罪者を抹殺する殺人ロボットに鍛え上げたのだ。そんな彼は周囲から“脳男”と呼ばれるようになっていた。だが真梨子は、どんな人間でも必ず人間性を取り戻せると信じていた。一方、茶屋も“一郎は犯人を殺そうとしたのではないか”という仮説に辿り着く。そんな中、一郎を移送していた護送車が、緑川紀子二階堂ふみ)と水沢ゆりあ(太田莉菜)の2人組に襲われる