きゃらめるぽっぷこーん 

映画鑑賞メモ保管場所 mottoは簡潔に

藁の楯 わらのたて

ぐいぐい来ましたよ

ありえない設定だろがなんだろうが

面白いんだもん

観てるあいだずっと心臓がギュッとなってた

正義ってなんだ

権力と金で掌握されたような状況の中でこれいったいどーなっちゃうの?って

警察だって丸ごと権力者に掌握されてるってことでしょ

怖いよね

クズなら殺してもいいのか、殺すべきなのか

復讐したい気持ちはわかるけど、復讐で何が解決するのか

でもどうして許せない気持ちはどうすればいいのか

人間の弱さとかさ

最愛の人を殺された悲しみも伝わってきて

絞るように泣く感じで

終盤結構泣きました

そして大沢たかおが最初から最後まで

最高にカッコよかった!!

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なんかね、観終っても気持がざわざわしちゃって落ち着かないんですよね

それだけパワーのある映画だった

三池監督ってアクのある作品が多くて

もともと好きなんですよね相性があうっていうか

力技でグイグイ来る感じ好きです

開始早々、パトカーがじゃんじゃん潰されて

トラックが火を噴いてひっくり返って

そういう時って本当にあんぐりと口が開くんだなって思った(笑)

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エンドロールに台湾の名前がたくさん出てたので不思議だったんだけど

新幹線の場面は全面台湾で撮影されたんだそうです

陸路の輸送と新幹線の輸送シーンは迫力あったよね

前半はドキドキしっぱなしだった

途中から公の輸送手段をやめ

単独て道を歩きはじめたときは、若干のはてなでしたけどね

都合よく一人目の被害者の父親を登場させたのも

まぁ、蜷川が図ったことということで納得しようと思いますが(笑)

復讐することで何も生まれない

愛する人を理不尽に奪われた銘苅だからこそ

本当は心から復讐したいと願うはずの彼の葛藤だからこそ

彼の判断の正しさが重い

救われます

蜷川役の山崎努と対峙するシーンは迫力があってドキドキした

藤原竜也が演じる清丸はとことんクズでしたな、立派でした

これは観る気があるなら映画館で観ることをお薦めしたい

迫力が違う

ただし、血が苦手な人は注意しましょう

人もじゃんじゃん死んじゃいます

藁の楯 わらのたて  2013年  ☆☆☆☆☆   

監督:三池崇史

出演:大沢たかお松嶋菜々子岸谷五朗伊武雅刀永山絢斗藤原竜也

少女が惨殺される事件が起き、殺人事件の懲役を終えたばかりの清丸(藤原竜也)が指名手配される。清丸を殺せば10億円の謝礼を支払うという新聞広告が出され、身の危険を感じた清丸は福岡県警に自ら出頭。清丸の命が狙われるという状況下、警視庁警備部のSP銘苅(大沢たかお)と白岩(松嶋菜々子)は凶悪犯を移送することになる。