きゃらめるぽっぷこーん 

映画鑑賞メモ保管場所 mottoは簡潔に

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書

政府が嘘をついてきた日々を終わらせなければいけない

報道は統治者のためにあるのではない 国民のためにあるのだ




これね、奇跡体験!アンビリバボーでキャサリン・グラハムの話としてやってましたよね。
たまたまその番組を観ていて、あら、ペンタゴンペーパーズの話だわって思って、
観に行くつもりだったから予習がてら観たんですけどね、
あれ?もしかしてこれは
完全なネタバレではないですかって思ったのですよね。
それなりに面白く観て、、
いや、史実として有名な話なんだから、いいのかなって思ったり。

で、実際に観てどうだったかと言いますと、アンビリバボーとほぼ一緒の情報量でした。
そりゃそうよね、実際にワシントンポストで起きた話なんだから、
登場する人も、起きることも、結果もすべて同じじゃなきゃ逆におかしい(笑)

ネタバレ状態で観たわけですけどね、
でもね、これがまた面白かったのです!!

メリル・ストリープトム・ハンクスが演じるとこんなにも魅入っちゃうんですね。
堂々のエンターテイメント作品。

活版印刷で新聞を刷る場面が興味深くて、
当時の上流階級の暮らしや、服装や髪形を観るのも楽しかった。

当時は女性の社主は珍しかっただろうし、
40半ばで新聞社を経営する立場になったキャサリンの状況は今とは比べられない。
ましてや報道や政治の世界では発言も決断することも難しかった。
自分が愛し大切にしてきた人が悪だとわかったとき正義と倫理と貫けるのか、
辛い決断であったはず。
潔い。




都合の悪い報道をフェイクニュースだと言い放つトランプに対する解毒剤だと言うスピルバーグも、
それに呼応してオスカー俳優の二人が出演するってカッコよくないですか。
小気味良さがあって、上品でてらいのない正々堂々の作品。

今のアメリカにとって必要だけど、まさに今の日本の話でもあるってことです。

エンディングががウォータゲート事件に繋がる終わり方だったのでね、
これは次に繋がる作品を観るべきなんだなって思いました。
そうやって知識が繋がっていくのも映画の楽しさですね。


 

youtu.be