きゃらめるぽっぷこーん 

映画鑑賞メモ保管場所 mottoは簡潔に

花束みたいな恋をした

早くも 今年度 ベスト級の面白さ☆



花束みたいな恋をした、、した、、そう過去形なんですよ、終わっちゃった恋の話。
出会ってから別れるまで5年間の話。特別な物語じゃない。
でも映画館の帰り道、余韻を楽しみながら、心に花束を抱えたような華やかで清々しい心地良さだった。

おととい観たんですけど、なんて表現したらよいか、
なんかね、まだ麦と絹がいるんですよね、このへんに、、たまに思い出す。
鑑賞中も没入感が凄かった。
自然でリアルで、
いや! 菅田将暉有村架純がラブラブな世界なんてリアルなはずない夢だ夢!(笑)
なんだけど、まるで経験したかのように、幸せな恋愛を思い出すし切ない。
(だからあなたの話じゃないって!)

そんな感じ。



サブカル好きな二人が出会って、趣味趣向が同じで、運命の人っているんだなってくらいに楽しい毎日。
いろいろ出てくる固有名詞は人によっては無茶無茶刺さる人もいるだろうし、
私的には一部刺さるくらいだったけど、
それでもそんな会話をする二人の楽しさは十分伝わってきた。
出会いの場のトイレットペーパーふた袋は微笑ましくて可愛かった。

でも暮らしていくうちに生じ始めるすれ違い。
暮らしていくってそういうことなのよ、十分すぎるくらいに大人になったから私にはわかる。

今はそれぞれ必要なことを頑張って、何十年かしたらまた二人で楽しめる日々はやってくるよ、
最後のファミレスの場面で声を大にして伝えたい気分になったけど、
それもね、縁なんですよ。
そう結婚ってタイミングと縁なのよ。
(なんか感想じゃない超ひとりごと状態です)

冒頭の場面を見事に回収するラストシーン。
さっき胸がぎゅーーっとなってまだ苦しかったけど、明るい未来があって嬉しい。

パンデミックが始まるまでの5年間なんだよね、コロナ渦で麦と絹はどうやって暮らしてるのかな。
ふと考えたりしてます。

菅田くんと有村架純ちゃんが最高でした。
坂元脚本の面白さと土井裕泰監督の最高の組み合わせも、ありがとうございました。