きゃらめるぽっぷこーん 

映画鑑賞メモ保管場所 mottoは簡潔に

きみに読む物語 




裕福な家の娘と、貧しい青年の恋愛物語。
どストレートな純愛ものが観たい、そんな気分にぴったりでした。
冒頭の、夕焼けにそまった真っ赤な風景をゆっくりボートが進んでいくシーン好きです。
そこからすっかり物語に没頭しちゃいました。

時代は1940年、材木置場で働く貧しい青年ノアは17歳のアリーに一目惚れ、
「運命の恋」とか「身分違い」とか、懐かしささえ感じる言葉が浮かんできます。
そして、アリーの両親は二人の仲を認めず、遠く離れ離れに、、ノアが1年間毎日出した手紙も届かず音信不通に、
今ならSNSであっさり連絡とれちゃいますからねぇ。

道端で寝っ転がって信号機を見上げたり、ボートで雨にびしょぬれになりながら大笑いする二人の姿に、
好きな人といて幸せってこういうことだよなぁって、惹かれあうってこういうことだよなぁって素直に思ったし、
そうやって思える自分で良かった(なにそれ、笑)

命がけでひとりの女性を愛した。
出会った瞬間から迷いなく、音信不通になっても彼女と約束した家を建てることに没頭して、
そして人生をまさに終える瞬間まで彼女のことだけを考えて生きた人生。
こんなことある?
いや、あるんですよ!
だからこの物語は美しいんです。

ゴズリングさんが一躍有名になった作品。
決して二枚目俳優ではないんだけど、彼の美しさが際立ってましたね。
アリーもとても魅力的な女性で、一途に愛してもらえる女性なんだと思わせる可愛らしさと素直さがあった。

現実的な話、純愛ということではなく、
あんな風に終わりを迎えられたらいいかもです。