きゃらめるぽっぷこーん 

映画鑑賞メモ保管場所 mottoは簡潔に

すばらしき世界

西川美和監督、役所さん、太賀くんですからね、楽しみに待ってました。公開初日一本目で鑑賞いたしました。映画タイトルがあそこで出るとはね、参りました。そして「すばらしき世界」の意味も、超~~納得です。堅気の世界と無縁に生きてきた、真っ直ぐな性…

花束みたいな恋をした

早くも 今年度 ベスト級の面白さ☆花束みたいな恋をした、、した、、そう過去形なんですよ、終わっちゃった恋の話。出会ってから別れるまで5年間の話。特別な物語じゃない。でも映画館の帰り道、余韻を楽しみながら、心に花束を抱えたような華やかで清々しい…

きみに読む物語 

裕福な家の娘と、貧しい青年の恋愛物語。どストレートな純愛ものが観たい、そんな気分にぴったりでした。冒頭の、夕焼けにそまった真っ赤な風景をゆっくりボートが進んでいくシーン好きです。そこからすっかり物語に没頭しちゃいました。時代は1940年、材木…

ジョゼと虎と魚たち

今年一本目を何にするか、、、しばし迷った結果アニメ。という私的には珍しい選択となりました。実写版が大好きなんですよ!「ジョゼと虎と魚たち」 ⇒⇒ ジョゼと虎と魚たち 2003年田辺聖子さんの原作だということも当初は知らなくて、映画作品として妻夫木く…

おらおらでひとりいぐも

感想が難しいな、、、、予告編では、桃子さんの脳内から登場した寂しさ1、2、3が賑やかで楽しそうだし、原作者の若竹さんのインタビューを読めば、これは私の話だ!としか思えなくて観に行ったわけです。さらに主演は田中裕子さんですよ、若い頃が蒼井優…

モリのいる場所

そこが世界のすべて、小宇宙。居心地よさそう。蟻も、トカゲも、蛙も、葉っぱも、石も、鳥も、人間も、吹く風さえも、そこに住む同等の住人なんだろうな。タイトルの「モリ」とは洋画家・熊谷守一さんで、実在の方なんですね。後で調べたら、シンプルで素朴…

罪の声

昭和の未解決事件、グリコ森永事件をモチーフにした作品。最高に面白かった!言い方に語弊があるかもしれないけれど、最高の社会派エンタメドラマ、しかも何話もあるようなドラマを観終わったようなずっしり感ありましたね。もしくは良質な長編小説の読後感…

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編

原作もTVアニメも未見。そもそもアニメを観ない夫と私二人で観てきました。映画館の入り口のポスターはずら~~~と全部「鬼滅の刃」でした、凄まじい人気です。大正時代が舞台。竈門炭治郎は鬼に家族を惨殺され、鬼になった妹・禰豆子を人間に戻すための旅…

82年生まれ、キム・ジヨン

韓国で社会現象とまで言われた2016年発表の小説。日本でも平積みでたくさん書店に並んでましたよね。ジヨンって当時もっとも女性に多くつけられた名前だそうです。だからキム・ジヨンさんはたくさん存在していて、あなたの話でもあり私の話でもある。すごー…

薬の神じゃない!

評判の良さと「薬の神じゃない」という映画タイトルに惹かれて観てまいりました。毎回思うけど新宿武蔵野館、リニューアルしてから素敵になったね。次に観たい作品も見つけてきました。なるほど、納得の面白さでした。中国やインドが舞台だからもっと混沌と…

TENET テネット

もうちょっと前に観たんだけど、感想がまとまらないわけで←難解だけど面白い、、という評判に行こうかどうしようかしばらく迷って、とりあえず今こういう大きなスケールの作品が上映されているということに敬意を払おうと(大げさー)思い、エントロピーの法…

チチを撮りに

家族を描いたらピカイチの中野量太監督作品をもうちょっと観てみようと思いまして、2012年の「チチを撮りに」監督の色がしっかり出てて、そしてやっぱりなハートウォーミングさでした。面白かった。「湯を沸かすほどの熱い愛」の宮沢りえお母ちゃんと同様に…

長いお別れ

中野量太監督の「湯を沸かすほどの熱い愛」は余命2か月のお母さんの話。現実的ではないところもあったけど力技でぐいぐいと泣かされたんだけど、今回は父が認知症になった「long goodbye」7年間の話、対極ですよね。でもどちらも本当に泣かされる。 ⇒⇒ 湯…

ミッドナイトスワン

なかなかの衝撃作でした。LGBTの話ではあるけれど、それだけではない、観終わった後いろんな話をしたくなる。バレリーナの話であることがいいなぁっ思った。凪沙はニューハーフショーでバレエを踊っている。いわゆる、、なんていうか芸術性とは違うというか…

浅田家!

初日に舞台あいさつ中継付きで鑑賞してまいりました。浅田家!面白かった!実在する家族の話なんだもんね、そもそもな浅田家がユーニクで、逞しいお母さんと優しいお父さんと、子供たちもいい子たちなんだよな~。お兄ちゃん!浅田家はお兄ちゃんがいるから…

キセキ ーあの日のソビトー

GReeeeNのメンバーを演じる4人が良かったっすねー、勢いのある若手イケメン俳優が勢揃い!!!!あんなにも雑念のない真っ直ぐな詩と曲を作る人はきっとこんな感じの好青年なんだろうなぁって素直に受け入れました。横浜流星くんなんてちょっとちっこくて(…

ここは退屈迎えに来て

どうだった?って聞かれて、面白かった!と言い切れないけれど、好きか嫌いかと言われたら、好きな作品でありました。冒頭、様々な人が車を走らせる映像が続いて、年代も行ったり来たり、長回しで退屈。ま、そもそもタイトルがここは退屈だって言ってるんだ…

ニワトリ★スター

成田凌が「楽人を演じるのはボクしかいない!」と言い切ったのなら、、観るしかないっしょ、うん。過激であるという話を漏れ聞いたので若干迷いつつ鑑賞、ずっと気になってた作品でした。賛否両論はあるはず、でもエネルギーが溢れまくっててクソみたいで、…

窮鼠はチーズの夢を見る

二人の共演を楽しみにしてて、予告編でさらに期待してて、映画公開日に早々に行ってきました。いろんな予想を超えて、なかなかなチャレンジングな作品。真っ直ぐに丁寧に描かれた恋愛映画だった。今ヶ瀬(成田凌)は出会った瞬間に恭一(大倉忠義)に恋して…

美しい星

ちょっとへんてこな話でしたね。現実離れというか、原作は三島由紀夫の小説です。吉田監督、、、ずっと撮りたかった作品なんだって。お父さんは火星人。お兄ちゃんは水星人。妹は金星人。で、お母さんは地球人。美しい地球(星)を守りたくて、宇宙人の視点…

愛しのアイリーン

ヤスケンすげ~~~~!! 放送禁止用語叫びまくり!木野花さんすげ~~~~!! 覗き見する母強烈!息子を愛する母、まさに怪演!フィリピンの女優さん、ナッツ・シトイさんも素晴らしかった。嫁不足の田舎の国際結婚、夫婦の愛情、母性、家族の問題、性描…

犬猿

「共感のあらしです」いきなり健太郎くんが出てきて、はっ? 違う映画が始まったのかと思った。(そもそも吉田監督が絶対撮らないタイプの映画だし←)癖が強い始まり方するんだからっ。癖の強さのまま、キャラクタも強烈ユニーク適材適所な皆さんでした。父…

永い言い訳

夫婦って結婚した時点で間違いなく惹かれあってたわけだし、親は子を何よりかけがえなく愛してるし、子は親を無条件に大好きなんですよ、絶対的に。でも人って一筋縄ではいかない、綺麗ごとだけはない。わかるんですよね、わかるから、そうじゃないっていう…

日日是好日

やっぱりなんといっても樹木希林さんの存在感ですよね。和装の着こなしに立ち振る舞いの美しさ、物腰の柔らかさ。多くは語らずとも本質が伝わる説得力と包み込まれるような暖かさ。あんな先生がそばにいる人生は豊かですよね。ほとんどの場面が茶道の稽古な…

西の魔女が死んだ

マイナスイオンをたっぷり浴びた心地よさ、癒されました。おばあちゃんの家がジブリに出てきそうな可愛らしさ、撮影は山梨なんですって。野イチゴを摘んでジャムを作ったり、ハーブティを淹れて、シーツを洗ってラベンダーの上で乾かして、キッシュやビスケ…

惡の華

観終わった後の、この爽やかな感じってナニ??? 謎(笑) だって予告編によると、好きな女の子の体操着を持って帰って、ブルマのにおいを嗅ぐ、、それを知った同級生に変態を強要される、、ですよ。 相当にヘビーな内容を覚悟して臨みました、はい。アニメ…

37セカンズ

主人公を演じた佳山明(かやまめい)さんは演技未経験ながら、大胆なシーンもあって体当たりな演技で素晴らしかった。あまりにも自然体なのでドキュメントを見てたかのようで、実際に佳山明さん自身が出生時に37秒息ができなかったために体に障害を負ったこ…

生きてるだけで、愛。

二人の共演が発表された時から楽しみにしてたんだけど、精神的に安定してないと向かいあえなさそうな感じじゃないですか、これ。というわけで、観るまで若干の時間がかかりまして、やっと鑑賞することができました。凄かった。重くて、でもどこか軽やかで、…

弱虫ペダル

自転車好きな夫が観たい、っていうので夫婦そろって鑑賞いたしました。いや、ほんっと! 面白かった!ロードレースの激しい攻防や、急斜面の坂道を駆け上がる走行をCGなしでやり切った本気度が熱としてちゃんと伝わってきます。体力もそうだけど危険も伴うん…

アルプススタンドのはしの方

前情報ぜ~~ろ~~て鑑賞しました。タイトルから推測される部分が大きいので、予想と大きく違うってことはなかったけど面白かった。映画というより舞台劇に近いと思ったら、第63回全国高等学校演劇大会で最優秀賞に輝いた演劇部による戯曲が原作だそうです…